詰碁問題の解き方

詰碁問題を解く際に死活の基本を押さえておくことが大事です。
死活の二大要素は広さ(フトコロ)と眼形の急所です。
まず生き死にを考える場合、フトコロを広げて生きたり、逆にフトコロを狭めて殺すことを考えます。
次に考えるのが、眼形の急所に打つことで、生きる時も殺す時も眼形の急所に打つことを考えます。
詰碁を解く際にどちらの方を優先するかは状況によるので、様々な詰碁問題を解いて、判断する力を身につける ことが大事です。

■死活の基本1 フトコロを広げる、狭める

生きるときはフトコロをひろげることをまず考えますが、フトコロが広いほうが生きる確率は高くなります。
それを表している囲碁の格言に六死八活(ろくしはっかつ)があります。
1図は辺の第二線に6個の黒石が並んでいますが、黒から先に打っても死にます。これが「六死」です。
2図のように辺の第二線に8個の黒石が並んでいる場合は白から打っても黒石は生きています。これが「八活」です。


1図 六本は死形


2図 八本は生き形

死活ではまずフトコロが広いほうが生きやすく、狭めるほうが殺しやすいことを知って詰碁を解くべきです。

■死活の基本2 眼形の急所に打つ

フトコロを広げることでは生きることができない場合は眼形の急所に打つことを考えます。
この3図の場合は黒1と打つのが正しく、黒1が眼形の急所です。


3図

4図の黒1とフトコロを広げるのは失敗で白2と打たれて死んでしまいます。


4図

様々な詰碁問題を解いて眼形の急所を見つけるようになることが大事です。

ページの先頭へ