囲碁 一手の価値

よく後手△目という言い方をしますけど、この△の目数は黒が打った場合と白が打った場合の差を現す出入りで計算しています。

では一手の価値は△目かというとそうではありません。

後手の場合は△を２で割った数が一手の価値になります。

出入り計算で導き出された数字は黒と白の二手分の大きさなので、一手の価値は２で割った数字というわけです。

では逆ヨセの場合はどうかというと、両後手とは違って相手が先手で寄せる目数をうばったのですから、後手でも一手の価値は逆ヨセ△目の△の数字と同じ価値があります。

くわしく知りたい方は、「ヨセ・絶対計算」　王銘エン著を読まれたらいいと思います。ヨセやコウの計算の仕方がよくわかり参考になります。

先手△目・・・	権利を打っただけで一手もかけてないので一手の価値は存在しない
逆ヨセ△目・・・	一手の価値は△と同等の目数
両後手△目・・・	一手の価値は△を２で割った目数